エンデュリスタンのサンドストームタンクバックシリーズに新たに追加された4S/4Aシリーズ。前回は積載量やサイズを比較しましたが、今回は2つの違いにフォーカスして解説していきます!
違いは大きさと底の形!
写真はサンドストーム4Aの取付面の底。タンクの凸の部分に合わせて凹んだ形になってるんです。アドベンチャー車に取り付けるとジャストフィットするので振動や揺れがあってもストラップで固定しておけば全くズレません。
こちらはサンドストーム4Sの取付面底。オフロード車はタンクの凸が無いので、4Sの底面もフラットになっています。素材も4Aとは違っていて、さらに滑りにくい素材になっているので激しいライディングでも走行中ズレることはまずありません。
並べて比べてみると大きさも違います。4Sはオフ車にぴったりなコンパクトさですが、4Aはアドベンチャーバイク、もしくは大型ネイキッドなど、タンクバックとしても大柄なサイズ。4Sが7L~12L、4Aが13L~20Lなので、数字で見ても大きさの違いは明らかです。
逆にも付けられる?
試しにKTM 1290 SUPER ADVENTURE Rにサンドストーム4Sを取り付けてみました。底がフラットなのでうまく付かないかと思いましたが、結果全然大丈夫!凸にフィットしなくてもそもそも4Sは小さいのでタンクのフラットな面にしっかり収まります。前後のストラップで固定すれば問題なく使うことができます。
逆にHusqvarna 701 Enduroにサンドストーム4Aを取り付けるとこんな感じ。取り付けること自体は可能ですが、あまりにも大きすぎてライダーは少し後ろに座らないといけなくなるくらいスペースを占拠されてしまいます…。凹凸にもフィットしていないので安定感は低め。こちらはあまりおすすめできません。
ちなみに4Sは底がフラットなので、オフロードバイク意外にも取り付けることができます。MUTT Motorcycle RS-13に取り付けるとこんな感じ。カジュアルなストリートバイクとは相性が良くないのかと思ってましたが、合わせてみると意外とカラーも相まって硬派な感じがカッコいい!4Sのほうが様々なバイクに取り付けることができそうです。
4Aはマップがピッタリ入るサイズ感
4A、4Sそれぞれにある上面のポケット。4Aのポケットにはツーリングマップルがピッタリ入ります(A5サイズ)。かなり分厚いツーリングマップルでしたが、マップを入れても追加でスマホくらいなら入るゆとりがあります。
4Sにはツーリングマップルは入らず、スマホかタブレットがベストなサイズ。写真はiPhone XSです。もちろんスクリーンの上からタッチ操作もできます。
このポケットはマジックテープで固定されているので取り外し可能。
4A、4S共に荷物収納部からコードを通せる穴があるので、ポケットに入れたまま充電することも。スマホホルダーが要らなくなる、旅の相棒になりそうです。
走るとわかるホールド感
4Sを装着して走ってみると、付けていないのとほぼ同じくらい付けてる違和感がないんです。普通タンクバックって付けてると存在感が凄くて前傾になると体にあたってしまうため、少しいつもとは違ったライディングをしなくちゃいけなくなる場合も。
その点エンデュリスタンはライディングの邪魔にならないよう徹底的に考え抜かれているので付けている違和感が全くありません。激しく段差を乗り越えても、バイクをバンクさせても微動だにしないホールド感も違和感を感じさせない要因の一つだと思います。
4Aに関しては4Sよりも存在感は大きいですが、そもそもバイクが大きいので許容範囲。もちろん腕にも当たらないくらいのクリアランスは確保されており、いつも通りのライディングをすることができます。
スタンディングで乗ると場合によっては多少太ももあたりに当たることはありましたが、がっちりバイクに固定されているのでもはやバイクの一部になっています。さすがエンデューロを走るところから始まっているエンデュリスタン。ストリートではもちろん、オフロードでもしっかりライダーをサポートしてくれます。アドベンチャー、オフロードバイク、ネイキッドなどでも是非旅のお供に使ってみてください!
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