バイク用のグローブは時期や使うシチュエーションによって得意分野が違うグローブを使い分けるのが便利な使い方。
中には今回紹介する防水のグローブというのもあります。
プロテクターメーカーKNOXの「コバート」は普通の防水グローブとは一味違うんです。
安心の防水性能
この記事を書いている僕はコバートを2年ほど使ってきました。
最初はマーク2、マーク3が登場してから今まではマーク3を使用しています。
コバートは本革製の防水フィルム入りグローブ(マーク2はアウトドライ、マーク3はKNOXSEALにフィルムが変わっています)。
ナックル部分には衝撃を受けたときにだけ固くなるマイクロロックプロテクターを搭載、手のひら側にはSPSシステムを搭載した防水+プロテクションも十分なグローブなんです。
着脱には手首部分についているマジックテープで締めることができます。
手首の先まであるロンググローブなので、ジャケットの裾内側に入れることで雨や風をバッチリ防いでくれます。
グローブは雨に濡れると急激に冷えるので、特に冬のこの時期は指先の感覚がなくなるなんて当たり前。
なので雨でもバイクに乗ることがあるなら防水グローブは必須になってきます。
しかし今まで使ってきた並の防水グローブって完全防水だけど分厚くて使いにくいか、装着しても指が動かせるほど使いやすいけど防水性はイマイチ、というものだったので防水グローブというものを少しなめてましたが、コバートはそれのどちらでもないのを唯一体感したグローブ。
雨の日の30分程度の通勤では全然余裕の防水性があり、その上で使いやすいグローブなんです。
レザーが適度に柔らかい
防水・防寒グローブのレザー物って中には硬すぎて装着したら指が一切動かないなんてものもあります。
しかしコバートはヤギの柔らかいレザーを使っているのでそういう窮屈さが無く、プロテクターが入っているのナックル部分は完全一体ではなくフローティングしているので握ったときの圧迫感もありません。
新品の状態からクセがつくまでは多少動かしにくいと感じることもありましたが、3日使えば完璧に手に馴染みます。
装着している状態ではとても防水機能があるとは思えないしなやかさ。
ただレザーが柔らかくても万が一の転倒時に強度が必要な部分にはマイクロロックやSPSシステムなどのパーツが入っているため安心。
装着している感覚は普通のレザーグローブと全く同じです。
操作性抜群
レザーが柔らかくしなやかに動かせる分バイクの操作性は抜群!
ブレーキ、クラッチの微妙なコントロールも問題なくできるし、ウインカーなどのスイッチ類の操作も全く不満なしに操作できます。
レザーな分伸びはないのでジャストサイズではなくいつもよりワンサイズ大きなサイズを使っていたというのもポイントかもしれません。
ただ操作性に問題がないのはバイク用グローブなら大前提にあるもの。
それ以上にコバートがよく考えられてるなと思ったのは手の甲側はプロテクターなどが入っているので分厚いですが、ハンドルに触れる手のひら側は薄いのでダイレクトにハンドル操作ができるんです。
手のひら側と言っても掌底にはSPSシステムが付いているので薄くありませんが、直にハンドルに触れる部分は滑り止め効果のあるカンガルーレザーに変わっているので滑りもしないし、ハンドルが握りやすくなっています。
ほぼオールシーズン?!
コバートは防水グローブだからオールシーズンで使えるのではなく、元々すごく考えられて使いやすいレザーグローブに防水機能が付いたのがこのグローブ。
肌寒い秋は一番活躍します。
真冬は1時間以上は流石にキツイですが、防寒グローブに比べて圧倒的に気軽に装着できて使いやすいので僕は真冬でも使ってます。
まだ暑くなりきっていない春でも秋と同じく絶好調。
なので使えないシーズンより使えるシーズンのほうが長いという防水グローブ一言で終わらすのはもったいないクオリティなんです。
これ一つ持っておけばライダーなら活躍するシチュエーションはかなり多いハズ。
ただの防水ではなく、晴れている日でも関係なく使ってしまう万能な性格のグローブでした!