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ガエルネブーツのお手入れ方法。簡単メンテナンスでライディングブーツが生き返る!

ツーリングから帰ってきたブーツ、雨でぬれてしまったブーツなど、どうやってお手入れすればいい?とのお問い合わせを多く頂いています!そこで今回はブーツのお手入れについてお話ししましょう。

先日「ブーツの経年を楽しむ」の記事をご紹介しましたが、永くきれいに履くためにはお手入れはとても大切です。本革、人工皮革、モトクロスブーツ、それぞれのお手入れの手順、ご注意点をご紹介します!

No.145、FUGA、Gストーン、ボヤージャーオイルドなど、本革ブーツのお手入れ

汚れを落とす

通常、ブーツのお手入れをする際は特に水洗いをする必要はありません。でも泥汚れがついたままでは革が傷んでしまいます。土や砂などの汚れがついている場合はブラシなどでやさしく払い落とす感じで取り除きます。そのあと固く絞った濡れタオルできれいに拭きましょう。

乾かす

ブーツを風通しのよい日陰で充分に乾かしてください。雨や泥で濡れていなくてもブーツの中は汗で湿っており、内装を弱くしたり雑菌の繁殖やイヤな臭いの原因になります。水分を取ることによって大敵のカビから守り、ブーツの長持ちにつながります。また、本革や合成皮革を強い日差しの下で放置すると劣化や変色の原因になります。靴を干す際は直射日光には当てず日陰干ししてくださいね。

潤いを与える

陰干しした後は油分を少し補ってあげます。ガエルネウォータープルーフポリッシュを少量塗り込めば大丈夫です。たくさん塗りすぎた場合は表面にのった分を乾いた布類でふき取るようにしましょう。ゴムやプラスチック部分には塗らないように注意してください。


ガエルネウォータープルーフポリッシュを塗る前と塗ったあとでその差は歴然!


@fasasabi_LWR様のフーガ。塗りたては色が濃くなりますね~。

保管方法(全モデル共通です)

ブーツは湿気を嫌います。風通しの悪い下駄箱の隅などに入れて置くとカビの原因にもなります。芳香性のある木片や市販の靴用湿気取り、保管中に古新聞を入れておくのもいいですね。冬になってブーツを履かない期間が長くなったときも、しまいっぱなしにせず、時々靴箱から出して陰干ししてあげましょう。

パンテーラ、タフギアのお手入れ

パンテーラとタフギアは本革ではなく、お手入れが比較的に手軽な合成皮革を使用しています。パンテーラもタフギアも汚れは硬く絞った布類でふき取り、濡れている場合は陰干ししましょう。日頃のお手入れとしては、ブラシなどで表面の汚れを落とすぐらいで大丈夫です。保管方法に関しては上記の本革ブーツと同じになります。

 

パンテーラとタフギアにはウォータープルーフポリッシュは必要?

ガエルネ社に直接聞いてみました!

「タフギアはOK、パンテーラはNO。ウォータープルーフポリッシュは主に3つの働きをします。光沢、栄養、撥水。本革にはこの3要素全て必要ですが、合成皮革にはどれもマストではない。タフギアの合成皮革にウォータープルーフポリッシュを塗ると光沢と撥水効果が期待できます。一方パンテーラの合成比較にどの要素も期待できません。光沢においてはもともとマットな質感が失われます。撥水効果もパンテーラはゴアテックス内装なので必要なく、むしろ塗ることにより”膜”が作られ空気を通しにくくなります。せっかくの「呼吸する合皮」の機能を邪魔してしまいます。」

ボヤージャーCDGゴアッテクスのお手入れ

ボヤージャーはヌバックレザーとスエードを使用しています。汚れた場合は硬く絞った布類で汚れを落とし、スエード用のブラシなどで毛並みを整えます。そして日陰で十分に乾かします。ポリッシュはこの手の革にはNGです。べっちょりとくっついて、シミみたいになってしまいます。市販のスプレーも化学物質が含まれているものが多く、革の変色やソールの剥がれの原因の可能性があるので使わないでください。

オフロードブーツのお手入れ

オフロードブーツの場合も、「汚れを落とす」→「日陰でよく乾かす」の手順は同じになります。ひどく泥だらけになったモトクロスブーツはホースなどで水をかけて泥を落としましょう。濡れたブーツはよく布類で吹き上げてから干します。こちらもプラスチック部分は日当たりが良すぎると痛んでしまうので日陰に干します。お好みでプラスチック部分には市販の保護剤を塗ってもよいでしょう。

ブーツの革部分は乾ききる前に市販の革用クリームやガエルネウォータープルーフポリッシュを塗りましょう。大掃除であればバックル、ストラップのパーツ類を外していらない歯ブラシなどで細かいところに詰まった汚れも取りましょう。パーツを外したほうがポリッシュも塗りやすくなります。ネジなど細かいパーツが無くならないように注意してくださいね!


ブーツのお手入れも楽しむ♪バイク女子 @Chillin_Chill_様


次のツーリングへむけて準備万端の@Laboyade様のED-PRO

レーシングブーツのお手入れ

レーシングブーツは合成皮革を使用しています。こちらも汚れは硬く絞った布類でふき取り、撥水効果が欲しい場合は合成皮革の部分にだけポリッシュを塗布します。ただし、塗らなくても問題ありません。ソールの剥がれや変色の可能性があるため防水スプレーは使用しません。

まとめ

もうすでにやってるよ!というライダーさんも多いかと思いますが、①汚れを落とす②乾かす③必要に応じてポリッシュを塗る(パンテーラとボヤージャーは塗布しません)この3つのことに気をつけるだけでかなりブーツのモチが変わります。また湿度の高い日本では履かない時期もクローゼットにいれっぱなしにせず、時々風通しの良い日陰に出してあげましょう。

ウォータープルーフポリッシュは少ない量でとても良く伸びます。革は塗りすぎると色が濃くなったり柔らかくなりすぎたりすることがありますので注意してください。

日々のお手入れを欠かさず、より永く、よりかっこよく、ガエルネブーツを楽しみましょう!


ピッカピカになった@two_motard様のGストーンとサイファーJ。


メンテナンスついでに靴紐を革に替えてオリジナル感を楽しむ@two_motard様

お写真をご提供くださった皆様ありがとうございました。

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