防水防塵ラゲッジとして人気なエンデュリスタン。
泊のツーリングの荷物も収納できる大柄な容量のドラムバックやサドルバックも人気ですが、日帰りツーリングなどで少量の荷物を持ち運びたいときに便利なサイズなのがテールパックです。
今回はこのテールパックとエンデュリスタンオリジナルROKストラップを使って取付可能車種を一気に拡大し、より便利に使える裏技をご紹介します!
本来はオフロードバイクで使うテールパック
テールパックはオフロードバイクのテール部分に載せて使用できるラゲッジです。
泊まりのツーリング時に必要な大きな荷物は入りませんが、貴重品プラスアルファの小物などを収納するのに適しています。
写真はLサイズを装着していて容量は9L(Sサイズは6L)となっています。
車体への取り付けはリアフェンダーに4点爪を引っ掛けて固定するのみ。
タンデムシートを潰さずリアフェンダーに取り付けができるため、タンデムも可能です。
しかし、この取り付け方法ではリアフェンダーに引っ掛けることのできるバイクに限ります。
ROKストラップ応用で取付車種拡大!
写真はアフリカツインのテール部。
本来のテールパックの取り付け方ではこのような引っ掛ける場所のないバイクには取り付けることができません。
ですが丁度いいサイズ感なのでアドベンチャーでも使いたい!ということで応用術を考えてみました。
そして編み出したのがエンデュリスタントルネードドラムバックを固定するために使うROKストラップを使った方法。
爪を使用するのは引っ掛ける以外では難しそうでしたが、テールパックを一周しているベルトの角部分4点にROKストラップを装着し、車体に取り付けることができました。
前側はタンデムバーを通してテールパックの下へ、後ろ側は距離が短いのでテールの下まで回してそれぞれテンションをかけるとかなりガッチリ固定ができました。
この方法であればアフリカツイン以外のアドベンチャー車、ネイキッド車などにもテールパックが取り付けることができます。
エンデュリスタン公式でアナウンスされている方法ではありませんが、今の所この状態で使っていて不具合が起きたことはありません。
中身も応用してカメラバックに
このテールパックの何がいいかって、カメラ機材を入れるのに丁度いいサイズ感なんです。
レンズをそのまま入れるのは怖かったため、カメラバックの内装に入っていたスポンジを中のマジックテープで固定し、カメラ本体2機とレンズそれぞれ数本を収納しています。
車体に取り付けたままファスナーを開けるだけでカメラが取り出せるのでかなり重宝しています。
※バイクの振動がカメラに影響するかもしれませんが、こちらも今の所不具合は出ていません。実施する際は自己責任でお願いします。
パニアの上に取り付けることも
これも本来の取り付け方ではありませんが、テールに引っ掛ける爪をパニアケースの蓋に引っ掛けて使うこともできました。
パニアの上に取り付ける専用のパニアトッパーというモデルはパニアの蓋に効率よく収まるのに比べ、テールパックは形が水滴のような形になっているためロスが大きいですが、このテールパック一つでパニアにも直接テールにも使えると考えたらかなり便利。
パニアトッパーならサイドパニアの形状にも合いますが、テールパックは正方形に近いリアパニアにのみ取り付けることができました。
なので普段はパニアを付けていない時はROKストラップを使ってテールに直接、パニアを付けている時はパニアの上に、とどちらでも使うことができます。
パニアトッパーも同様ですがテールパックはエンデュリスタンの中で内部に型枠が入っているため、荷物に容量に左右されずに形を保つことができます。
重々しい感じではなく、スタイリッシュに取り付けることができるので、気になった方は是非試してみてください!