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ガエルネ「タフギア」と「タフギアフラット」は何が違う?バイクのポジション、乗り方で選び方があった

ガエルネ タフギアはハイカットの長さで気軽に履くことのできるツーリングブーツです。
しかしこのタフギア、実はソールの違いで2種類のバリエーションがあります。

僕は数年間タフギアを様々なバイクで使ってきましたが、タフギアフラットと使い分けるとバイクによって乗りやすい、乗りにくいが出てきたので、今回はその違いと判断方法を解説していきます!

どこにでも履いていける相棒

タフギアはライディングブーツの中ではかなりライトな部類かもしれませんが、日本のバイクシーンでは最も使える範囲が広いコスパ抜群のモデルです。
仕事終わりのチョイノリにも、丸一日のツーリングにも、バイクを降りて街を歩く際にも、幅広いシーンで活躍してくれます。

くるぶしまでの長さがあるライディングブーツもありますが、「この長さだから履きやすいんだ!」と長いブーツに抵抗を感じる方もいると思います。

タフギアは片側バックル2つで気軽に履けるのに、しっかりライディングブーツの機能が備わっています。
足首の動かしやすさ、ねじれ剛性、長時間履いている際の快適性などメリットは様々。

普通のライディングブーツはゴツすぎて履けないけど、タフギアなら履ける、と感じる方も多いブーツだと思います。

タフギアの違い

早速タフギア(写真左ブラウン)と、タフギアフラット(写真右ブラック)を比べていきましょう。
2つの大きな違いは主にソールの形。
タフギア(写真左)は登山靴などにも使用されるビブラムソールを搭載しており、ソール自体に厚みがあるためタフギアフラットに比べて若干高さがあります。

タフギアフラット(写真右)はオンロードレーシングブーツのようなシャープで厚みの少ないソールを搭載しているため、ライディングブーツとしては一般的なソールの厚みと高さとなっています。

ソールが違うため、アッパーのブーツと圧着している位置や高さも変わっています。
ソール自体の剛性の違いも大きいですが、タフギア(写真右ブラウン)のほうが固く、曲げようとしても足首部以外はかなり曲がりにくくなっています。

対してタフギアフラット(写真左ブラック)はある程度の剛性感はあるものの、タフギア以上に柔軟に路面の形に合わせて変形している印象です。

ソールの違いは大きい

写真上がタフギア(ブラウン)、下がタフギアフラット(ブラック)のソールとなっています。
まるでバイクのオンロードタイヤとオフロードブロックタイヤのような違いがある両者。

得意なシーンがそれぞれ違うので当然ですが、見てわかる最もわかりやすい違いはソールの形状です。

注目してほしいのがこの土踏まず部分の形状。
タフギアはかかとのあたりでソールが段になっているのに対し、タフギアフラットは段になっていますがその手前の土踏まず部分が膨らんでいるため、履いていてあまりソールの段差を感じません。

一般的には土踏まず部分のくびれにステップを置いてバイクをコントロールする、と言われていますが、オンロードでは特にライダーによって走行シーンでステップに置く位置を切り替えたり、走りながら踏み変えたりする場合もあります。

オフロードはその点踏み変えが少なかったり、ステップに置く位置は常に一定になることが多いため、タフギアフラットのような形状である必要が少ないかもしれません。

バイクタイプ、乗車姿勢で選ぶ

タフギアとタフギアフラットの違いを解説してきましたが、結局の話どっちが使いやすいのか。
その答えはライダーによって違い、乗っているバイクタイプで判断することができます。

まずビブラムソールを装着しているタフギアはオフロード、モタード、スクランブラー、アドベンチャーなど、乗車姿勢が起きているバイクタイプにおすすめ。
足を地面に対してほぼ水平に降ろしてステップに載せるので、ビブラムソールの厚みはあまり関係なく、少しステップ位置を踏み変える際も意識せずに対応しやすいと思います。

オフロードタイプのバイクのステップはフラットになっている事が多く、ステップ形状もソールの凸凹が引っかかりやすい形状になっているため、ビブラムソールとの相性は抜群!

スタンディングで乗るシーンが多い場合もビブラムソールのタフギアがおすすめです。

対してタフギアフラットが向いているのはスポーツネイキッド、フルカウルなどバックステップ気味に足を載せるバイクタイプ。

オフロードとはステップに置く足の角度が違うためフラットなソールで土踏まず部分の凹凸が少ないほうが適しています。
実際僕はバイクタイプに関係なくビブラムソールのタフギアを使っていましたが、スポーツタイプのバイクで特にワインディングを走る際にはステップの位置を踏み変えることも多く、土踏まず部分が引っかかってうまく踏み変えられなかったことも。

この点タフギアフラットはどの角度、どの位置でステップに置いていても、引っかかること無く自然な踏み変えができ、初めて使ったときは感動しました…。

ただし、ソールの剛性がビブラムソールに比べて低いため、オフロードにはそれほど適していません。
オフロードでのグリップもビブラムソールに比べると頼りないし、ブーツというよりシューズの要素を強く感じます。

しかしだからこそ、軽やかに扱えるのがタフギアフラットの魅力なので、バイクタイプ、乗車姿勢で選ぶと失敗しないと思います。

タフギアシリーズはライディングブーツ慣れしていない方にこそおすすめ。
バイクに慣れ親しんだベテランからも愛されているブーツですが、初めてライディングブーツを履く方、長いブーツは嫌だけど普通の靴と同じように使えるライディングブーツを探している方におすすめです。

しっかりしたライディングブーツは履いているだけで操作しやすく安心感も高いため、今よりもっと高い次元でバイクを楽しめるかもしれません。
気になった方はぜひ一度履いてみてください!

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