イギリスの老舗プロテクターメーカー「ノックス」。バッグにグローブ、ライディングウェアまで手がけるメーカーです。今回はノックスのモトクロス・エンデューロ用グローブ「オルサOR3」をツーリングで使って徹底検証してみました!
見た目は少しゴツめ
オフロード用のグローブってスリムなものが多いですが、それに比べるとオルサは若干ゴツめ。見た目的にはツーリングユーズの域を越しています。ナックルガードはもちろん、脱着に便利なBOAシステムを採用。
手のひら側にはKNOXのプロテクターシステム「SPS」を装備。灰色の部分は普通の布ではなく、クラリーノ製レザー。オフロード走行に必要な便利機能・素材が一気に詰め込まれたグローブがオルサなんです!
気になる付け心地は?
オルサの脱着は普通のグローブに比べてかなり楽。スポっとはめてBOAシステムをカチカチすればもう発車準備完了。
脱ぐときはBOAのつまみを引っ張れば一気に開放され、両手グローブをしていても楽々でした。BOAの唯一の弱点としては「便利すぎてマジックテープに戻れない」というとこ笑。これ一回体感しちゃったら普通のグローブがダルく感じてしまいました…。
スロットルの握り心地が違う!
ナックルガード付きのグローブって基本1枚布にナックルが縫い付けてあるのが普通の設計。オルサはナックルガードだけ敢えて独立させてるんです。なので握るとグローブとナックルガードの間に若干隙間ができます。おかげで外側の布が引っ張られてる感じもしないし、変に力がかかったりもありませんでした。今回はオルサを装着して高速、街中、林道など500kmくらい走りましたが、スロットルを握るのが疲れると思ったことは一切なし。極論握らなくても一部分でもスロットルに触れてればそれでコントロールできるレベル。それくらい付けてて疲れないし、スベらないグローブなんです。
林道ライダーは特にオススメ!
レースやエンデューロになると開始から終了までグローブを外すって中々ありませんが、ツーリングでは結構外すことありませんか?オフ車ツーリング、林道ユーザーにはピッタリのグローブでした。強いて欠点を上げるなら汗だくの時、脱ぐのは変わりませんが、もう一度ハメるとき汗でちょっと入れづらいくらい…。
普通のグローブに比べたらその点もかなりマシなので大きく気にはなりませんが、本格派のレースグローブには勝てないポイントです。ただ本格的なレースユーズのグローブはそもそも超高いし、ゴツさ満点。ツーリングで全部の機能を使い果たすことはまず無理でしょう。ツーリングユーズのエキスパートクラス、らへんがオルサの立ち位置だと思います。これからオフ車を買おうという方、林道ユーザー、アドベンチャーライダーにおすすめしたいグローブでした!