ガエルネのカジュアルモデルであるフーガ。
他のモデルに比べ、145とフーガだけはオールドなスタイルを辛い抜いているモデルです。
今回はフーガを半年履きまくってみた結果と使い心地を解説していきます!
黒光り主義
使用環境は主にツーリング、街乗り、土砂降りライドと大切に、と言うよりは荒く、ハードに使い込みました。
2,3回履いたらポリッシュを塗り、レザーを育てていったわけですが、半年たった今でも黒光り度は健在!
この光り方がまたバイクと合うんです…!
もちろんポリッシュを塗りこまなければ光らないマットな感じにもなりますが、僕はレザーの耐久性も考慮してこまめに塗りこんでました。
3万以下で買えるブーツなのに、高級感と渋さは圧倒的です!
クセはついた?
新品の時はシワや傷さえなかったこのブーツですが、しばらく履きこんでいくうちにレザーが形を覚え、シワがついていきます。
僕の場合はシフト操作の部分が一番クセ付きました。
シフトガードのところはもちろん、立膝などしゃがんだ時に出来るシワもこの部分。
これのおかげてめちゃくちゃ足が曲げやすい!!
最初こそ、少し固い印象でしたが今となってはここまで柔らかくなるんだ!と驚いてます笑。
ほんと、一番柔らかくなってるところは食べられるんじゃないかってレベルです。
そこまで柔らかくてもレザー自体が厚いのでシフト操作は痛くありません。
バイクに直接当たる内側部分には擦り傷が付きましたが、これもポリッシュを塗りこむとほとんど消えちゃいます。
僕はある程度傷も残しておきたいのでそこまで丁寧にはやりませんでしたが、ポリッシュを塗りこむスポンジでこすればさらに薄くなっていきました。
防水は1時間が限界
雨の中でも何度か使いましたが、土砂降りの場合は20分、小雨の場合は1時間で浸水します。
もちろんポリッシュを塗っているので表面的には弾くんですが、完全防水とまでは行きませんでした。
ただ、元々防水のモデルでは無いのに小雨1時間位走れるって結構凄いと思いますよ!
めちゃくちゃバイク乗りやすい
ひたすらバイクで履きまくったわけですが、さすがバイク用ブーツとだけあってめちゃくちゃ楽に乗れます。
レザーが分厚いのでシフトやブレーキ操作が面倒になるかも…と思っていましたが、使い始めて一ヶ月の時点で柔らかくなり、全く問題なし。
足先を上下に動かす動作は簡単ですが、逆に足首を横に曲げるような動作はしっかりホールドされます。
バイクに乗ってて足首が横に曲がる状況ってコケないとあり得ない状況。
それはしっかり制御してくれるのでプロテクター的な安心感もありました。
実際靴先は安全靴並みに固いし、もしもの状況でも「こいつなら守ってくれる」という安心感もあります。
さすがに街履きはちょっとキツめ。
歩きやすいし、別にできなくはないんですが、ブーツ自体が重いので快適って感じではありません。
オールドスタイルな設計だからこそ、この味と渋みがあってバイクで便利に使えるモデルなんだと思います。
まとめ
フーガに慣れてしまった今ではもうスニーカーとかで乗りたくなくなります笑。
確かに動かしやすさだけで言えばスニーカーのほうが断然上ですが、逆に動かし易すぎるんです。
バイク用品って何でもそうですが、ある程度ホールドしてくれたほうがバイクって乗りやすいんです。
要は固定してくれている分変な力使わなくていいわけですからね。
必要な部分だけ動かせればそれでOK。
これからもじゃんじゃん履きまくり、味と渋さを増していきたいと思います!
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)