オフ車の特権と言っても良いブリザードサドルバック。サドルバックって便利なんですが装着すると車体のフォルムが崩れてなんだか野暮ったい感じになる場合があります。しかしブリザードはそもそもオフ車を想定して作られていることもあり、便利だけでなく一つのスタイルとして確立されたデザイン。今回はそんなブリザードサドルバックの全サイズを取り付け・積載してサイズ比較していきます!
カッコよく積む
バイクに荷物を積もうとすると一番簡単なのはタンデムシートに荷物を積み上げてネットで縛る方法。しかしオフ車ってシートが細いものが多いのでこの方法でも中々量は積めません。ましてやサイドに積むなんてネットじゃ到底無理…
それを簡単に可能にするのがブリザードなんです。左右に別れていて、2つを連結するベルトの距離を調整すれば基本どんなオフ車でも装着することができます。
※2021年追記:現在のモデルでは連結するベルトのアジャスターは4つではなく2つに仕様変更されています。
固定は前後左右4点なのでかなりガッチリ。前2点はバックの下側から出ているベルトを車体の一部に回して引っ張るタイプ。今回はタンデムステップにかけましたが、ベルトがかなり長いのでフレームまで伸ばして引くことも可能(ベルトが長すぎる場合はカットしてもOK)。
後ろはリアフェンダーに爪で引っ掛けて固定します。一見あまり力をかけられなそうですが、縦ではなく横方向にお互いが引っ張り合うので前同様にかなりガッチリ固定できます。
ブリザード全サイズ比較
Sサイズ
まずは一番小さなSサイズ。125やフルサイズより少し小さいくらいの車体サイズだと見た目のバランスもgood。荷物も大量ではありませんが、小物は結構入ります。
横:約12cm 縦:約31cm
開け口が広く、縦幅もそこそこあるのでSサイズと言えど、許容量は高め。
小物キャンプ用品が左右で約6点入るくらいの大きさです。大物は他のエンデュリスタンに収納、目的地まで出さないであろう小物を詰め込めるので横にも積みたいけど、横幅を広げたくない方などにもオススメです。
Mサイズ
次に平均的なMサイズ。大きすぎず、小さすぎずとバランスが取れたサイズなので、どんな車体でもマッチするサイズです。しかしSサイズに比べるとココらへんから大物が少しづつ入るようになってきます。
横:約14cm 縦:約30cm
開け口の大きさだけで見ればSサイズと大した差はありませんが、Mサイズは横に広がりやすく、深さもSサイズより若干深め。
Sサイズの荷物にプラスして春夏用の寝袋が入るんです。キャンプの必需品でもある寝袋がサイドに積めちゃうのは結構助かります。小規模のキャンツーやガチの林道アタック、ラリーなど、大物一個と小物数点積んで走りたい方にオススメです。
Lサイズ
Mサイズと比べても大幅にデカイLサイズ。小さな車体だと少し大きすぎて走っているときも「積んでる感」が出てきます。しかし、Lサイズの積載量はさすがと言える大容量。
横:約18cm 縦:約36cm
Mサイズとの差は開け口だけでも歴然。これに加えて深さも増しているので小物大物限らず何個も詰め込ます。
寝袋に加え、小物は約11点入ります。積め方にもよりますが、とにかく横幅が大きいのでSサイズやMサイズではできなかった詰め方ができ、小物だったら内部のデッドスペースをほぼ作らず積むことができます。ブリザード一個でキャンプを完結させたり、泊まりのツーリングでも余裕の大容量なのでとにかく色々積みたい、という方にもオススメです。
XLサイズ
先日発売されてまだ目新しいXLサイズ。このクラスになってくるとオフ車、というより大排気量のアドベンチャーバイクなどのほうがしっくり来る超弩級サイズです。
横:約21cm 縦:約35cm
縦幅も大きくなってますが同じく横幅も増えているため、満載に詰め込むと片方20cm膨らむくらいのデカさ。元々大きなバイクだったらピッタリですが、小排気量の場合はハンドルから飛び出さないよう考えて積むサイズです。
XL一番の強みはツーリングテントが丸々入ってしまうこと。ブリザード自体三角形なのでこの手の長いテントを詰めると他のサイズでは大きくデッドスペースが生まれ、気持ちよく収まりませんがXLサイズでは三角形の底辺にぴったし収まるので無駄なスペースが一切生まれません。エンデュリスタン以外のサドルバック全般で見てもパニア以外このクラスの大きさは珍しいはず。大物も小物も詰め込めて普通以上に豪華なキャンツーや日本一周規模のロングツアラーなど、容量だけでなく器も大きいXLサイズです。
ブリザードにはオプションがある!
Mサイズに装着。ブリザードは外側にも荷物を付けられるオプション的な機能も。ランタンやバーナーなどに使うホワイトガソリンや携行缶を入れられるボトルホルスター。
XLサイズに装着。ボトル形状以外にも缶や小物を入れられるカンホルスターもあります。
一番大きいのはフェンダーバックを固定できるところ。このポジションならすぐに取り出しやすいので物を限定せず詰め込めます。
まとめ
ブリザードはつけるだけで一気にアドベンチャー感が出るモデルでもあるので、見た目的にも好みのライダーは多いハズ。エンデュリスタン製品の中でもブリザードは詰め方次第で容量も結構変わったりします。底の方には大物をできるだけ隙間が出ないように詰め、上の方は縛ることも考えて小物を効率よく詰めると最大限まで容量を使うことができます。左右のセパレートを活かしてサドルバックの旨味を存分に味わってください!
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