ストリートライディングブーツ4種のキャラ紹介をしていくこの企画。
今回は4種の中で一番オールドスクールなフーガです!
これが本気の育てるブーツ
フーガはバイクで言い換えると旧車的な魅力があるブーツ。
素材は一流ですが、作り方は大昔の登山ブーツと同じ考え方です。
僕はフーガも長期間履いてますが、新品のフーガを初めて履いた印象は「何このブーツ固っい!!」
今でこそ適度な柔らかさと質感がありますが、フーガは履いて履きまくって育てていくのが楽しいブーツ。
育ちきるまではハイテクさもないし、まさにアンティークな魅力全開のブーツなんです。
2年間履きまくった結果、今では一生モノと言えるほどいい状態に仕上がってきました。
脱ぎ履きは毎回靴紐を結ばなきゃいけません。
慣れてくると早いんですが、最初はこれが結構大変でツーリングに行って飯のあとバイクに乗ろうと靴を履いてる時点で仲間に遅れを取ります。
やっと履けたと思ったあと店内座敷の忘れ物に気づくと死にたくなります。
しかし、今どきこんなオールドスクールなブーツ履いてるライダーなんて少ないので一周回って他のライダーからは好評。
自分で育て上げるブーツって他人からは理解できないくらい、愛着が湧いてしまう物と同時に、自分で育て上げたブーツって他人から見てもカッコよく見えてしまうものなんです。
サイズ感は?
フーガは使っていくうちにどんどん足に馴染んでくるブーツ。
最初はキツく感じても数回使って気づいたらもう馴染んでます。
僕は普段のスニーカーが26.5cmで、フーガは27cmを使ってます。
新品の状態から足の長さが合わずにキツイ場合はサイズアップしなければいけませんが、足の長さは合ってて他が少し当たってくる、くらいだったら徐々に馴染んでくるのでそのサイズ、もしくはもうワンサイズアップくらいで問題ないと思います。
使った分だけ味が出る
最初に言っておくと今回一緒に紹介しているボヤージャーやGストーンのようなハイテクさはフーガにはありません。
夏は蒸れるし、重いし、防水も完璧ではありません。
そういうのはありませんが、逆にこの2つにはないかっこよさと渋さ、タフさがあります。
使ったらポリッシュを塗り込み、また使って塗り込む、をしばらく繰り返してると3回目くらいでは既に足に馴染み始めてます。
見た目もシワが付いてきて、シフトやブレーキなどでいつも曲げる部分は自然と曲がりやすくなってきます。
こうやってブーツ自体に自分の走り方、使い方を覚えさせて一緒に成長していく感じはこの手のオールドスクールなブーツにしかありません。
自分に馴染んだ本格ブーツの履きやすさは異常。
世界で自分だけに合った形のブーツになっていくわけです。
値段が安価なので案外知られていませんが、フーガや145などの本気のレザーブーツは一生モノとして十分使えるほど高級なフルグレインレザーを使ったブーツ。
本格モトクロスブーツでしかやっていないような「グッドイヤーウェルト製法」を採用し、頑丈さは抜群。
ボヤージャーやGストーンで無茶はできませんが、フーガは逆にどうやったら壊れるのか気になるくらい本気のクオリティです。
オフロードでも数回使いましたが、モトクロスやアドベンチャーなど膝下まで欲しくなるようなハイスピードなシチュエーションを除いて十分使えました。
フーガを履きまくって3年目。
夏は暑いし、冬は寒いし、重くてゴツいんですが、ロングツーリングやガッツリバイクに乗る時は自然とフーガを選んでしまいます。
長時間バイクに乗ってても疲れないし、それ以前にバイクの思い出を一緒に味として刻んでいきたい、と思ってしまうくらい気づいたらフーガに酔狂してます。
ハイテクだけじゃない、味と渋さを教えてくれるブーツです。
まとめ
フーガは決して万能とは言えません。
今のブーツのほうが断然良い面もありますが、それを差し置いても履いて育てたくなってしまうんです。
今まで何度もコケたり、水没したりしましたが、足の怪我は一度もせず、逆に試練のおかげで育ってくれてるというのが嬉しくなっている始末…。
すっかりフーガを溺愛してますが、これはフーガオーナーになったら絶対共感する部分があるはず!
本気すぎるところがグッと来る、育てがいのあるクラシックライディングブーツです!
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