キャンプツーリングやロングツーリングのお供に最適なエンデュリスタンドラムバック。
基本どんなバイクにも積載することができる防水防塵ラゲッジなのでエンデュリスタンの中でもユーザーが多いアイテムだと思います。
しかし、積み方次第ではバイクの振動でどんどん左右がたわんできて、への字になってしまうことがあります。
今回はそうならないための荷物の詰め方、バイクへの積み方を解説していきます!
への字は見た目的にBAD…
写真は極端な例ですが、ドラムバックは荷物の詰め方やバイクへの積み方を間違えると走ってるうちにこのように左右が下へと下がってきて「への字」になってしまうことがあります。
への字になってもドラムバックの各コンプレッションベルトをしっかり止めておいて、ROKストラップでしっかりバイクに固定しておけば機能上問題はありませんが、後ろから見た時になんかかっこ悪い…。
エンデュリスタンに限らずですが、リアに積載するドラムバックは基本曲げずに一直線になっているのがかっこいいと思うんです!!
への字にならないためのコツは中身の詰め方とバイクに積む際のほんの細かいところにあるんです。
長物・重いものを底に
まずは中身の詰め方編。
今回はドラムバックMサイズを使って解説していきます。
ドラムバックに荷物を詰める時、色んな大きさ、長さ、重さのものを適当に詰めると中で荷物同士に隙間ができて、バイクの振動で中で荷物がズレてきたりします。
なのでできるだけ隙間が生まれず、形を保つには重くて長いものを一番底に積みましょう。
後ろからの見た目も気にするならエンデュリスタンのロゴが入っている側、後ろから見える側に寄せて積みましょう。
できるだけ隙間なく積みたいので、テトリスは言いすぎですが、テント、キャンプチェア、エアマットなど長いものを隙間なく詰めてみました。
今回は運良くほぼ完全に隙間なく積むことができました。
しかしドラムバックのサイズや詰めるものの大きさによって変わってしまうので、必ずしも隙間なく詰められるとは限りませんが、できるだけ長いもの、重いものを底にして隙間なく積み上げていきましょう。
荷物を全部詰められたら最後上に乗せるのは軽いもの。
軽く羽織れるジャケットなどもいいと思います。
こうすることでドラムバックを閉じて縛った時に、荷物上面の凸凹の形が出にくくなります。
詰められるだけ詰めても大丈夫ですが、できるだけロールして閉めたいので、写真くらいゆとりがあったほうが良いと思います。
閉めるときは片側についているプラスチック製の板の下に反対側を織り込んでロールしましょう。
以外とこれを無視して閉めちゃう方もいらっしゃいますが、これを一緒に織り込んでおくことで、ロールの中心が安定し、防水効果もより高くなります。
ロールは最低2ロール必要です。
3ロールくらいがベストですが、これは中身の詰め方次第で変えてみましょう。
3ロールしても中身にゆとりがある場合は4ロール、2ロールで荷物がパツパツになっていたら最悪2ロールでも大丈夫です。
このロールでできるだけパツパツにしておくのがへの字にならない詰め方のコツ。
中身にも多少テンションが掛かっていたほうが中身が振動でズレたりもせず、安定した状態で積むことができます。
しっかり詰めてロールすると写真のようにシワが少ない四角い形になります。
キャンプ一泊分の荷物を詰めたので、これとハリケーンなどのリュックひとつあればかなりゆとりあるキャンプツーリングができるくらいの荷物です。
ちょっと太い丸太くらいになればベストだと思います。
積む時はできるだけ中心で
次に車体への積み方編。
事前にROKストラップを車体側に取り付けておき、ドラムバック側のストラップループにストラップを通して固定しました。
ROKストラップは中身にもよりますが、できるだけテンションをかけて縛ったほうが安定感が増します。
バックルがストラップループを超えるくらいまで引っ張ってテンションをかけても万全の状態のROKストラップなら切れることはないので、これでもかってくらいテンションをかけても大丈夫です。
※テンションをかける際は中身の荷物に割れ物、壊れるものがないかご注意ください。
ストラップループは大型バイクだと一番外側を通してしまったりしますが、できるだけ内側のガイドに通すのがオススメ。
ドラムバックを支えているのはタンデムシートとリアフェンダーなわけで、この幅より外側から引っ張ってしまうとへの字になりやすくなってしまいます。
ならべくバイクに対して中心からシート、キャリアの外側に出ないように引っ張ってテンションをかけましょう。
反対側、ライダー側も同様にできるだけ中心に近いガイドを通しましょう。
ストラップの余った紐は軽く結んでドラムバックの下側に挟んでおくと見栄え的にもクールです。
クロスはNG
タンデムシートやフェンダーより中心に近い内側でテンションをかけたいなら、真っ直ぐではなくストラップを前後でクロスさせて積んだほうが確実じゃん!と思うかもしれません。
しかし実際にクロスさせるとストラップループを使うことができず、無理やり使うと写真のように変にクロスする形になります。
この状態だとストラップの両側均等にテンションをかけることができず、走ってるうちにドラムバックが左右にズレてきてしまったりします。
ストラップループさえ通しておけば最悪片方のテンションが抜けてゆるんだとしてもすぐに落ちることはないので、絶対ループは通しておいたほうが良いところ。
キレイな形で積むことができるとバイクを後ろから見た時にかっこいいし、アドベンチャー感漂う猛者な雰囲気を演出することができます笑。
そこはエンデュリスタンならではの魅力的な部分なので、キレイに積載して安全に、かっこよくエンデュリスタンを使いましょう!