バイクのリア両サイドに取り付けることができるエンデュリスタン「ブリザード」サドルバック。
パニアケースがなくてもパニアとほぼ同等の積載ができ、防水防塵ということで使い勝手に優れたラゲッジです。
基本はオフロードバイク、アドベンチャーバイクに取り付けることができるように設計されたラゲッジですが、バイクによっては一部オフロードバイクじゃなくても取り付けることができるモデルもあります。
そこで今回は取り付けられるバイクの判断とブリザードサドルバックの各サイズ、細かい寸法をご紹介していきます!
取り付けできるのはサイドの支えが重要
ブリザードサドルバックはバイクのリアシートに置き、左右を繋ぐストラップの長さを調整してバイク中心部、またはタンデムステップ周りのフレームとテールカウルで固定するラゲッジです。
これだけならどんなバイクにも取り付けられそうですが、肝心なのは取り付けた際にサイドの支えになるものがあるかどうか。
オフロードバイクは基本リアサイドに泥除け兼ゼッケンを貼るためのサイドパネルがあります。
ブリザードは両サイドともこのサイドパネルを支えにすることで、サイドパネルより内側へ本体が入らないように設計されています。
なのでオフロードバイク、アドベンチャーバイク、というよりはサイドパネルが装着されているかどうか、が装着できるかできないかの重要なポイントになります。
サイドパネル無しで装着できる場合も
一部モデルですが、サイドパネルが無いバイクでも装着できる場合があります。
写真はHonda CT125にブリザードを装着した様子。
CT125には基本サイドパネルはありませんが、マフラーのヒートガードがサイドの支えになり、車体右側は問題なく装着することができました。
左側もリアサスペンションが支えになっていたので装着することはできましたが、多少内側にたわんでしまい、激しいオフロード走行などではCT125、エンデュリスタン両方とも本来の性能を発揮できない可能性があります。
完璧に装着するなら各カスタムパーツメーカーから販売されているサイドバッグサポートがあればこれがサイドの支えになってくれるため、左右とも問題なく装着することができます。
CT125以外でもある程度の車高があって、サイドバックステーがあるバイクであれば装着することができます。
ブリザード各サイズの寸法
次にブリザードサドルバックに荷物を積めてバイクに積載した際の寸法を紹介していきます。
あくまで荷物を積めた際の寸法なので、荷物の積め方やストラップの引き方によって誤差が生じるのでご了承ください。
取り付けたバイクはHonda FTR223です。
Sサイズ
まずはSサイズを取り付けました。
Sサイズはかなり小ぶりなので、125ccなど小さいフルサイズ、もしくはミニサイズのバイクでも使いやすいサイズとなっています。
容量は片側6L×2となっています。
今回かなり荷物を詰めたので多少大きめの数値となっています。
前側面
全長29cm
側面長さ23cm
高さ6cm
幅17.5cm
後ろ側面
全長44cm
高さ12cm
下長さ32cm
Mサイズ
次にスタンダードとなるMサイズ。
ブリザードの中で一番使いやすいサイズがMサイズになります。
1台のバイクにしか取り付けないのであれば、そのバイクに適したサイズになりますが、Mサイズは比較的どんなバイクにでも付けやすい中間サイズなので、ブリザードを使いまわしする際にもオススメ。
容量は片側8.5L×2となっています。
こちらも荷物をかなり詰めているので大きめの数値となっています。
前側面
全長33cm
側面長さ24cm
高さ9cm
幅19cm
後ろ側面
全長45cm
高さ13cm
下長さ32cm
Lサイズ
Lサイズは250cc以上のフルサイズクラスで使いやすいサイズです。
オフロードバイクだけでなくアドベンチャーバイクにもマッチングが良く、荷物次第ではブリザードのみでテントを除いたキャンプ用品を完結させることもできる大きさです。
容量は片側12L×2となっています。
前側面
全長35cm
側面長さ26cm
高さ9cm
幅22cm
後ろ側面
全長58cm
高さ20cm
下長さ38cm
XLサイズ
ブリザードの中で最も大きいXLサイズ。
もちろん小さなバイクでも装着できますが、ラゲッジ自体がかなり大柄なので、車格の大きいバイクのほうがマッチングは良いと思います。
サイドバックの中ではかなりの大容量なので、物によっては片側にテントを入れて閉められるサイズです。
容量は片側17L×2となっています。
前側面
全長42cm
側面長さ31.5cm
高さ10.5cm
幅25cm
後ろ側面
全長60cm
高さ20cm
下長さ40cm
左右を繋ぐストラップは調整可能
ブリザードの左右をつなぐ2本のストラップはバイクに合わせて長さを調整することができ、最大68cmまで延長することができます。
全サイズ共通なのでどのサイズでも自分のバイクに合わせて幅を調整し、取付可能です。
※画像ではストラップそれぞれに2個の調整バックルが付いていますが、現在は仕様変更され各ストラップに1つずつとなっています。
ブリザードはサイドに積めて使わないときは簡単に取り外せる便利なラゲッジなので是非数値を参考にして使ってみてください!