バイクに乗るときの服装としてジャケットやグローブなどは重要視されがちですが、実はパンツやブーツなどの下半身もライディングに耐えうるスペックが必要です。
万が一に備えた守る意味もありますが、バイクに乗った状態で風が入ってくるような快適性もライディング用はしっかり考えられています。
今回は古くからプロテクションを手掛けるメーカー、KNOXから登場した「アーバンプロパンツ」をご紹介します!
広範囲のメッシュが快適度をUP!
KNOXのアーバンプロと言えば着るプロテクションシャツとして人気の高いアイテムです。
今回新たに登場したアーバンプロパンツは名前通り、アーバンプロのパンツバージョン。
雰囲気もよく似ていて、メッシュの感じや生地感などはそのまま同じです。
スニーカーに合わせるとこんな感じ。
ちょっと長かったので裾上げしていますが、スニーカーにも、オフロードブーツにも合わせやすいスタイルです。
背面は膝上から裾までメッシュ生地が採用されています。
バイクは基本膝を曲げていることが多い乗り物なので、意外と足の正面よりも膝裏とかのほうが蒸れたりしますが、ここまでメッシュの範囲が広いなら快適そう!
もちろん正面側にも一部メッシュになっていて、前から入った風が後ろに抜けていくように設計されています。
アーバンプロと同じく、切り裂きに強い特殊なメッシュを採用しているため、涼しいと同時にしっかり保護もしてくれるというスグレモノ。
標準でKNOXのマイクロロックプロテクターが膝と腰に搭載されています。
今回はクローズドコースで使いましたが、街のライディングからツーリングまでバイクなら使うシチュエーションを限定せず使えるパンツです。
ポケットが前側は両サイドと右側にのみファスナー付きのポケットを搭載。
背面にはお尻部分両サイドに2つずつあって合計で7個のポケットが付いています。
蒸れない涼しさ
いざ真夏のオフロードで使ってみると、デニムよりも全然涼しい!!
外気が暑いのでそれ以上に涼しくなることはありませんが、パンツの中に空気がとどまっている感じがせず、常に新鮮な空気に入れ替わっているのが肌で感じられます。
今まで真夏でもデニムやカーゴパンツなどライディング用のパンツを履いて走ってましたが、その中で比べれば圧倒的に涼しいのは確かです。
しかし、一つ感じたのはメッシュ部分が多くてもそこから風が入ってきて涼しい〜という空冷効果?みたいなものはありません。
あくまでメッシュによってパンツ内の空気が循環していることで得る涼しさです。
いわば扇風機での涼しさと除湿機による涼しさくらいの違いがあります。
アーバンプロシャツとはちょっと違う
アーバンプロシャツとアーバンプロパンツはほとんど同じ素材でできていますが、2つを使ってみるとパンツは単純にアーバンプロのパンツ版というわけではありませんでした。
アーバンプロシャツはメッシュから風が入ってきて背面に抜けるので常に内部を通気しています。しかしアーバンプロパンツは風が入ってきていることがわからないことも多かったため、あくまで循環して蒸れない=涼しいという方が強いようです。
フィット感からしてもシャツはインナー、パンツはアウターというイメージが近かったです。
耐久性もバッチリ!
丸一日ガンガン走っていると当然転倒することがあります。
アーバンプロパンツは一見メッシュなのですぐ破れてしまいそうな見え方もしますが、実際転んでダートの上をズルズル滑っても全く問題なし!
今回は生地が破れることもなければほつれなどもなく、泥を落として洗ったらしっかりキレイになりました。
ですがデニムに比べると多少細かい砂が目立ちやすい生地なので、ダートで使った場合、汚れるのは早いかもしれません。
ライディングパンツとしては普通のことなんですが、この涼しさがありつつ、しっかり守ってくれるのはアーバンプロパンツならではの凄いところ。
普通なら涼しくするためにメッシュを増やしますが、そうなるとメッシュ生地は弱いので耐久性を落とすことになります。
アーバンプロパンツは特殊なメッシュを使うことで、メッシュの涼しさもありつつ、同じメッシュで保護もできるという万能さ。
夏バイクに乗る時は基本いつ履いてもいい効果を得られるパンツなのでツーリングにもおすすめです。
個人的には真夏のオフロードでここまで蒸れないのには驚いたので、ダートトラックで履くのもおすすめです。
一般的には真冬と真夏はバイクのオフシーズンと言われていますが、しっかり対策したものを使えば快適に乗ることができます。
アーバンプロパンツで涼しいライディングを楽しんでください!