タンクバックはバイク荷物を積載できるだけでなく、跨った状態で楽に荷物の出し入れができる唯一の積載ポイントです。
そのためタンクバックを使いこなすと、ツーリングでは手放せないと思うほど便利に感じることも。
今回紹介するエンデュリスタンのタンクバック、サンドストーム4Mはこれまであったサンドストームシリーズの中でも様々なバイクに合わせやすい使いやすさ重視のサイズ感。
防水防塵のタンクバックでツーリングをもっと快適に過ごしましょう!
ミドルサイズのタンクバック
サンドストーム4Mはタンク上部に取り付けるタイプのタンクバック。
以前から発売されているサンドストーム4X/4Hがありますが、4Mはミドルサイズの位置づけです。
今回はホンダのアドベンチャーモデル、トランザルプに装着しました。
上面はマジックテープとなっており、スマホを入れてスマホホルダーとしても使用できます。
タッチ操作も可能でバック内部にモバイルバッテリーを入れて、コードを外に引き出すことで充電しながらの使用にも対応。
iPhone13 PROを入れていますが、このサイズのスマホがベストサイズだと思います。
またマジックテープでマウントされるため、縦だけでなく横向きにマウントすることも可能。
ナビアプリによっては横のほうが見やすいものもあるので、フレキシブルに対応できるのは強みだと思います。
内側はエンデュリスタン恒例の赤い内装となっていて、暗い場所でも中身が確認しやすい作りとなっています。
荷室部には取り外し可能の仕切りがあり、荷物を積み分けることも可能です。
蓋の裏側にはこちらもマジックテープで固定されたオーガナイザーが装備されています。
取り付けは簡単
取り付け方法はサンドストームシリーズで共通となっており、ベルトで4点固定して取り付けていきます。
最初に前側のストラップから。
前側のストラップはA字になっており、フレームのネック部分に引っ掛けて固定します。
写真のようにステムに引っ掛けるか、フレームのネックの下まで回すかはケースバイケースですが、ステムに干渉する位置にストラップを通すと、ハンドルを切ったときに当たってしまったり、最悪の場合絡まってハンドルが固定されてしまう可能性もあるので、できるだけネックの下まで回して固定するのがおすすめです。
このストラップはバックルで着脱できますが、バックル面がタンクに直接当たって傷つかないようにパッドが付いているので、取り付けの際はこのパッドの上にバックルが来るように取り付けましょう。
後ろ側のストラップはROKストラップのように伸縮性があり、テンションをかけられるので、最初に前側を固定してから後ろ側を取り付けます。
車体の両サイドに付属の結束バンドでバックルの受けを取り付け、バックルを連結させることで固定されます。
ストラップ自体の長さを調整できますが、ある程度長さがあったほうが取り付けやすいので、ステップの上辺りのフレーム部がおすすめです。
使い方は様々
内部に荷物を詰めるとこんな感じ。
仕切りを使って手前に小物、奥に財布やカードケースなど貴重品類を収納しています。
容量は3.2Lと決して大きくはありませんが、その分効率的にスペースを使える機能が詰め込まれています。
仕切りとバック後方の内装にそれぞれファスナー付きのポケットを装備。
バック後方部分にはペンや工具を挿しておけるホルダーも搭載されています。
仕切りは両サイドにマジックテープが広範囲で取り付けられているため、一度剥がして好みの位置につけ直すことで、仕切り位置を変更することができます。
本気のエンデューロにも対応したオーガナイザー
バックの蓋部分に取り付けられたオーガナイザーにもしっかり機能が詰め込まれています。
マジックテープで固定されており、剥がして開くと中はこんな感じ。
そのままバックには入れられない小物やバイクのスペアパーツなど、細かい部品や工具を収納できるようになっています。
ファスナー付きポケットを両側に配置。
ツーリングシーンでは鍵や小物類の収納になりますが、本格的なエンデューロでは工具だけでなくバイクの細かいパーツも持っておきたいため、そういった際に本体ではなくオーガナイザーにまとめて収納できるのは便利なポイントです。
視界を遮らないタンクバック
これはアドベンチャー車に取り付けた場合ですが、大きなタンクバックを使うとライダーのすぐ目の前にバックが来るため、ライディングポジションに自由が効かなかったり、ライディング中の視界にバックが入ってくることがあります。
要は目の前に大きな物がある存在感が出てしまうわけですが、サンドストーム4Mはその点全く影響のないサイズのため、普段と変わらないライディングができます。
フロントスクリーンのないオフロード車の場合は多少存在感があるかもしれませんが、高さはそこまで出ないバックなので、ちょうどいいサイズ感で使えるバックです。
デイツーリングの場合はサンドストーム4Mのみで完結させ、泊まりのツーリング時にはドラムバックやサイドバックと併用することでより便利に使えるはずです。
積んでいてもスタイリッシュに見えるというのも魅力的なタンクバックなので、今までタンクバックを使ったことがない方にもおすすめです!