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アドベンチャーバイクに乗るときの服装は?オンオフ混合ツーリングを楽しむアドベンチャーバイクライフ

近年、日本だけでなく世界的にアドベンチャーバイクというジャンルに注目が集まっています。
アドベンチャーバイクとはオフロード車をベースにオンロードでのパフォーマンスも想定され、高速も含めたオンロードを走って遠くの林道などオフロードを走って帰ってくる、というオンロードもオフロードも混合したバイクスタイル。
その万能さから大型クラスの大排気量車になることが多いですが、最近では400cc以下のアドベンチャーモデルもラインナップされています。

今回はそんなアドベンチャーツーリングに出かけるならどんな服装、持ち物にするべきなのか、週末アドベンチャーツーリングに出かける僕が解説していきます!

日本のアドベンチャーは少し独特

まずアドベンチャーを語るうえで説明しなければいけないのが、海外で言うアドベンチャーと日本でのアドベンチャーは似ているようで実は結構違っています
ヨーロッパなどのアドベンチャーは家から出発して1時間も走れば広大な大自然が目の前に広がり、林道を走って山を走破して反対側に抜けたら家へ帰る、というオフロード要素の多いアドベンチャースタイル。
比率で言えばオンロード3割、オフロード7割と言ったところでしょう。

しかし日本では大型バイクで合法的に走れるオフロードは数少なく、海外のようなアドベンチャースタイルができる地域は地方まで行ってもかなり希少(北海道ならイケるかも?!)。
日本でアドベンチャーバイクを楽しんでいる方がツーリングに出かける場合、家から遠くまで走って短い林道を走って高速で帰る、という比率で言えばオンロード8割、オフロード2割ほどになることが多いと思います。

日本でアドベンチャーを楽しむ場合、オンロード要素が強いため最初からオフロードを走る装備全開で出発するのではなく、高速走行も含めたオンロードで活躍できるウェアやアイテム選びが重要です。

ということで早速アドベンチャーツーリングの服装と持ち物のパターンを紹介していきたいと思います!

オン重視の機能的スタイル

今回チョイスしたのは機能性重視のアドベンチャーで使えるウェア。
バイクはホンダのトランザルプ750です。

ジャケットはKNOXのデュアルプロをチョイス。
真冬のツーリングにはぴったりのアイテムで、重ね着することで寒さを防いでくれるジャケットです。

表に見えている深緑のアウターレイヤーのソフトシェルジャケットは外からの雨水を弾き、内部のムレを外に逃がすことで防風、防水をしながら透湿して内部環境を快適に着れるというもの。

写真左インナーレイヤーのキルティングジャケットはダウンジャケットのようになっていて、軽量で丈夫なサーモライト素材を使うことで保温してくれます。

写真右はキルティングジャケットのさらに下にアクションプロを着ています。
デュアルプロ自体にはプロテクションが入っていないため、林道も含めたアドベンチャーツーリングならプロテクションも欲しいのでアクションプロをインナープロテクターとして使用しています。
肌着のロンTまで合わせたら計4枚重ね着していますが、最初から重ね着が想定されているジャケットなので動きにくさは感じず、存分にアドベンチャーライディングができるスペックです。

デニムはPMJのデウスを使っています。
アドベンチャー用などではなく一般的なライディングデニムですが、細身でそこまでダボつかないのと、膝にプロテクターが内蔵できる点、生地自体に耐切り裂き性があることなどから選びました。

林道などを走ると脇から出ている枝や葉っぱに服が擦れて破れてしまうこともあるので、上下ともにある程度耐久性が高い素材の服がオススメです。

ブーツはガエルネのタフギア。
オフロードを走るならオフブーツでしょ!と思われるかもしれませんが、アドベンチャーならオンロードを走る時間が長く、オフロードは短時間なのでちょうどよく両立できるのがタフギアでした。

ハイカットより少し高い程度の高さなので普段靴と同じ気分で履くことができ、オフロードでもしっかりグリップするソールなのでぬかるんだ場所でも安心です。

グローブはノックスのアーバンプログローブをチョイス。
実はこれはオフロードを走るとき用に用意したもので、冬とはいえ運動量の多いアドベンチャーライディングでは手汗をかくことも。
なのでグローブは2種類あると便利です。

オンロード移動用には同じくノックスの防水グローブのコバートを持ってきました。
防水なのでいざ雨に振られても安心というのと、防風がしっかりされているので、冬用グローブまではいらないけど防風はしっかりしたい、というときにおすすめです。

リュックはエンデュリスタンのハリケーン25L。
オフロードを走るなら本来もっと小さい15Lや7Lのほうが動きやすいんですが、今回は荷物などもあったのでこのサイズにしました。
オフロードを走るときだけ前のバックルを締めて体に密着させてライディングしています。

ブーツを持ち運ぶのも一つの手

オフロードを走るときはオフブーツを履きたい!という方も多いと思いますが、正直オフロードは少ししか走らないアドベンチャーツーリングの場合は無駄に履いている時間が長くなってしまうことがあります。

そんなときはブーツのみラゲッジやリュックで持ち運んで、オフロードに着いたら現地で履き替えるというパターンも。
ガエルネのED-PROはアドベンチャー以上にエンデューロなど本格的なオフにも対応しているため、今回のようなアドベンチャーにも対応したスペックです。

オフロード要素が強い林道ツーリングなら家から履いていっても良いと思いますが、高速に乗って遠くまで移動するアドベンチャーの場合は2足持っていくと状況に合わせたベストなスペックのブーツでライディングができるので、個人的にはこれがベストです。
ちなみに帰りのブーツは泥だらけなのでビニール袋も忘れずに。

次回、アドベンチャーツーリングの楽しみ方を解説

アドベンチャーツーリングは普通のツーリングとも林道ツーリングとも違っていて、どっちの要素も必要なため、持っていくアイテムも自然と変わってきます。
ですが一度アドベンチャーに対応したアイテムを持っておくと、オンロード、オフロードどちらにも対応できるスペックの物が揃うはずなので、アドベンチャー以外のツーリングでも便利に使うことができます。

次回はアドベンチャーツーリングの楽しみ方について。
コースの決め方や走る場所の探し方など、アドベンチャーを楽しむための情報をお届けします!

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