世界中のライダーから愛されているガエルネ。
モトクロスなどのトップクラスからツーリングで重宝するレベルの幅広いブーツを作っているメーカーです。
しかし実際何がどう凄くて人気があるメーカーなのか?
今回はイタリアにあるガエルネの生産工場に取材してきました!
Made in イタリアのこだわり
ガエルネは1962年に設立し、今に至るまであるこだわりを頑なに貫いています。
それはメインドインイタリアで完結させること。
「メインドインイタリアです」と謳うメーカーは他にもありますが、ガエルネのこだわり方は群を抜いています。
実はブーツの場合、最後の縫製をイタリアでやればそれだけでメインドインイタリアと言えてしまうんです。
ぶっちゃけた話、ブーツの素材は他の国の物を使ってしまったほうが楽なんですが、ガエルネは素材もイタリアのものにこだわっています。
これがガエルネ一番のこだわりなんです!
ハンドメイドにもこだわる
僕は今回初めて工場にお邪魔しましたが、想像していたのは機械がたくさんあって人はボタンを押すだけ、みたいなのだろうと思ってました。
しかし実際の工場は人より機械のほうが少ないんじゃないかってくらいでした。
イメージ的には工場、というより「町工場」の方が近いイメージ。
作っている人もイタリア人でなんと機械までメインドインイタリア!笑
変な話かもしれませんが、こんなに世界で流通しているブーツなのに大量生産、大量消費、みたいな雰囲気が全く無く、一つ一つ職人が「良い物」をこだわって作っているのが一番の驚きでした。
職人じゃなきゃできない作業
ガエルネが使うレザーはイタリア産の最高級のレザー。
普通のメーカーがブーツを作るとき、このような1枚の大きなレザーを無駄が出ないよう機械でレーザーカットします。
しかし、レザーは部位によって柔らかさ、頑丈さが変わってきてしまうんです。
ガエルネの場合、レザーの部位によって使うパーツを分けるため、レザーのプロである職人が型を使って抜いています。
しかもサイズ一個一個で型も変えるという徹底ぶり…。
これによって個体差が少なく、履き心地のいいブーツに仕上がるんです。
正直、ガエルネのような規模感でここまでこだわって作っているメーカーは世界中で見ても中々無いと思います…。
真似しよう、と思ってもそう簡単にはできない技術とこだわり。
ガエルネが世界中のライダーに愛されている理由は細かすぎるほどのこだわりとオンリーワンの技術から成り立っているんです。
まとめ
今回特別に工場全体を取材させてもらいましたが、働いている職人はみんなイタリア人でした。
ただでさえイタリアは靴に対してこだわる国だからこそ、設立から今でもこのこだわりを貫けているんだと思います。
次回はブーツの作り方編!
ブーツがどのように作られて日本の皆さんの手元に届いているのか、徹底取材してきました!
次回記事:【工場直撃】ガエルネのブーツは何が凄い?ガエルネクオリティのヒミツを解き明かす!
※製法の工程上、ルーマニア製になるものもありますが、素材はイタリアの物を使って作られています。
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)