はじめまして! モーターサイクルのライターをしていますサトウです。
これからジャペックスで取り扱っているアイテムの、気になるあんなコトやこんなコトを、ちょっと突っ込んだ内容にてお届けして行きたいと思っています!
まずはちょっと自己紹介。10代の頃に憧れていたバイク熱が再発し、30歳を過ぎてから免許を取得した遅咲きのライダーで、現在の愛車はKTMの690DUKE(2008年型)とBIMOTAのDB5 mille(観賞用)他。ファッション雑誌の編集者から、エイ出版社のDUCATI Magazine、BOXER JournalやBikeJINの編集部を経て、現在フリーランスのライターやエディターとして活動しています。
私がジャペックスと出会ったのは、ガエルネのブーツがきっかけでした。KTMに乗り始め、お世話になっていたバイク屋さんのちびっ子たち(今はもう大人…)が、毎週モトクロスに出かけていて、自分もモトクロスをやってみたい! とブーツ選びで悩んだことが始まりでした。自分なりにいろいろ調べて、モトクロスをやっている人たちに話を聞いて…、その時に選んだのは、ナップス世田谷店でモデルチェンジのためにセールで破格値になっていた「アルパインスターズ」(汗)。値段だけで選んでしまったというのが一番の理由なのですが、最後まで悩んでいたガエルネのブーツは、自分にあうサイズのものは「サイファーJ」しかなく、当時の流行で「足首の硬いブーツを選んだほうがいい」という刷り込みから、カッチカチのアルパインスターズのステラTECH6にたどり着いてしまったというわけなんです。
今は毎週通っていたモトクロスも今はほとんど行けずじまい。またモトクロスを始めるときには、今度こそガエルネのサイファーJを絶対に選ぼうと思っているのですが、その理由は……。
ジャペックス広報担当の三石さんに、「ガエルネのブーツってどうして柔らかいの?」と、とんちんかんなことを失礼にも聞いてみた結果にあるのです。
「ガエルネは操作性や運動性を重視して作っているので、足首が動くようになっているんですよ。プロテクションはしっかりしているので安全性も確保されています(画像はサイファーJ、足首部分のシャーリング)。今では他者メーカーさんも足首を動かす方向でブーツを作っているようですが、欧米では足首を固めたモデルが好まれているようですね。そもそも、海外の方は、日本人と比べて身体の大きさが違う、ということも大きな理由のひとつなのではないでしょうか。サイファーJは日本人専用設計で、日本人のために作られたモデルなんです。なので、日本人特有の足の形に合わせても作られていますし、何よりも軽いのが特徴なんです。」
確かに大きな海外の人と日本人を比べると、堅さの感じかたが相当違うんだろうな、と思った次第。足の長さも形も全然違うというのも、好みの差として出てくるのかもしれませんねー。サイファーJはモトクロスのエントリーモデルとして位置付けられていますが、この、エントリーモデルというのにも、なるほど意味があるんです。
「それぞれのモデルの設定というのは、走るスピードのレンジに会わせて設定しているので、そのレンジで走ることができないと、もてあましてしまうということもありますね。さらに、重くて硬くて扱いづらいと、モトクロスをやること自体が嫌になってしまうことも…。」
物事を始めるときの初期投資を考えると「長く続けたいから最初から最高のモノを選んでおこう!」と思いがちですが、確かに性能を使い切れずにもてあましてしまいそう。早く上達したかったら、身の丈に合ったモノを選んだ方がいいんだろうな、と気がついた。ということで、多分私のモトクロスレベルは完全にリセットされているだろうと思われるので、今度こそ「サイファー」に、と思った次第なのです。
始めのブーツ選びってものすごく悩みますよね。自分の好みが解らないだけに、なにを聞いても、何を見ても疑心案気。選んだ後も、コレで良かったのかな? と自分の下手さをアイテムのせいにしてみたり…。
と、そんな悩みを解決すべく、いろいろと突っ込んだお話を聞いて、これからお届けしていきたいと思っています! 今後ともよろしくお願いいたします〜。
ライター・サトウでした!
ライター・サトウ
オフロード経験ちょこっと、通勤ライダー10年余り、サーキット走行数回。速さよりもゆっくり景色を楽しみながら、鼓動を感じて楽しくかっこよく走るのが大好きな、フリーランスエディター&ライター。ファッション雑誌、バイク雑誌などを経て現在、バイク媒体をメインに活動中。愛車は KTM 白黒690DUKE、125DUKE、bimota DB5 Mille(観賞用)。