11日発売となるイタリアンライディングデニム「PMJ」。日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパでは結構名の知れたブランドなんです。今回はそんなPMJの歴史や魅力についてご紹介します!
メイド・イン・イタリア
PMJが生まれたのはイタリアンデニムの聖地「デニム・バレー」。ここはデニム発祥の地として知られ、デニム生地の制作から染色、製品に使う金具類などの細かい素材も作られている場所です。PMJは100%メイド・イン・イタリア。JAPEXで取り扱っているガエルネもそうですが、地域の色を活かし、その場所で生まれた素材やパーツを使うことで本物のクオリティと性能にこだわってるんです。
PMJは創設当初はファッションデニムブランドでした。世界的に有名なファッションブランド、ベルサーチやドルチェ&ガッバーナ、ヒューゴ・ボス、エスカーダなどのOEMしていた経験があり、PMJデニムの綺麗なフォルムはファッションの世界から来てるんです。長年培ったデニム知識と経験を活かし、美しいフォルムを保ちながらバイクでもしっかり通用する性能を持ったライディングパンツ。それがPMJなんです。
強さのヒミツ
PMJには防弾ベストなどにも使われる素材「TWARON®(トワロン)」が使われています。デニムの内側に強靭な素材を使うのはライディングパンツではよくある話ですが、これとフォルムを両立させるとなると話は別。生地全体が分厚くなってしまい、いかにも「ライディングパンツだなー」というフォルムになってしまうんです。おまけに真夏は蒸れて暑いし、デニム自体が固く重さも増してしまいます。
そこでPMJが採用したのはインパクトゾーンにトワロンを使う方法。バイクで転倒した際に最も衝撃を受けるエリアを分析し、その部分にトワロンを使ってるんです。実際に履いてみても違和感を少なくするため、トワロンを使っている部分にはメッシュやファブリック素材で裏地がしてあります。
耐久性はお墨付きでヨーロッパ安全基準「CE規格」をクリアしています。モデルによってランクは違いますが、一部モデルでは競技用ライディングスーツに匹敵する強度のモデルも!PMJでサーキットを走っても性能的には問題無いレベルなんです。
インナープロテクター装備
膝部分には体に馴染みやすい3D形状のプロテクターが入ります。しかしプロテクターを入れたらその部分だけ浮いてフォルムが崩れてしまうのが普通のライディングパンツ。PMJはフォルム面も計算して設計されているので大きくフォルムが変わってしまうこともありません。取外し可能なのでツーリングのときだけ付け、それ以外の街履きでは外す、なんてことも可能。決してバイクに乗るときだけしか使えないのではなく、普段履きもオシャレにこなせてしまうのがPMJなんです。
まとめ
ここまでファッション路線で耐久性を持たせたライディングパンツってなかなか珍しい存在。普通はどちらかに偏ってしまうことが多いので、そのあたりは流石ファッションと技術のイタリアだからこそと言える部分でしょう。