ブーツはスニーカーと違って短期間履くのではなく長期間履いて育てる物。
特にJAPEXで取り扱っているガエルネのブーツは一流のレザーを使用しているのでメンテ次第で大きく変わります。
今回はそんなブーツメンテで役立つ、ガエルネのウォータープルーフポリッシュをご紹介します!
防水性向上+保革成分入り
こちらがガエルネから出ているメンテナンスグッズ、ウォータープルーフポリッシュ。
ウォータープルーフと言うだけあって塗るだけで防水性が上がり、完全防水にはなりませんが水弾きが格段に変わります。
レザーの乾燥を防ぎ、栄養分も与えてくれるという優れものです。
つい先日モデルチェンジされ、プラスチック製からアルミのケースへと変わりました。
中身の成分などは変わってませんが、スポンジも更に塗りやすく強いものに変更。
左が使い古しすぎてほぼ原型がなくなっている旧型のスポンジ、右が何度か使用した新型のスポンジです(新品は綺麗な黄色です)。
以前のスポンジは食器洗いスポンジに近いような質感でしたが、新型のスポンジは素材が変わり、ゴムのような弾力ある質感になりました。
塗りやすさや耐久性も向上しています。
小キズやシワが味に変わる
ウォータープルーフポリッシュの何が凄いかって塗るだけで簡単にメンテできることです。
写真はしばらくポリッシュを塗らず、ガンガン使い込んだGストーン。
特につま先部分は傷が目立ちます。
ここをポリッシュを少量付けたスポンジで磨いていきます。
本来であれば多少のゴミをブラシなどで取ってからポリッシュ、という流れですが僕の場合はストリートブーツなら大きな汚れは付かないのでそのままポリッシュを塗っちゃってます。
ゴシゴシ磨く必要はなく、あくまで塗り込む程度でスポンジで傷を拭き取るイメージです。
するとあっという間に傷が目立たなくなり、本来のレザーの色へと戻っていくんです!
このサッと塗っただけで傷が消えてブーツが蘇っていく感覚はメンテする人じゃないと味わえない快感…。
比べるとこんな感じ。
左がポリッシュを塗っていないブーツ、右が塗り込んだブーツです。
明らかに色も高級感も深みも、柔らかさまでも変わってくるので塗れば誰でも違いに驚くと思います。
くるぶし部分のバイクと擦れてできた傷や乾燥してできたレザーのシワなどもポリッシュを塗り込むと…
一気に目立た無くなり、傷がレザーの味へと変わっていくんです。
Gストーンは特にですが、他のブーツと比べてレザーが柔らかく、小キズが目立ちやすいので違いが歴然に出ます。
一通り塗り終わると高級感がまるで別物。
白くなっていたシワも上手く馴染み、レザーが潤った感じになります。
多少ですが柔らかさも増してより履きやすくなります。
5分塗るだけでメンテ完了
こちらはボヤージャーのオイルドブラウン。
左がポリッシュを塗り込んでいない状態、右が塗り込んだ状態です。
Gストーンほど大きくは変わりませんが、こちらも傷が馴染んでレザーが潤っています。
レザーが塗ったポリッシュを吸収していくとブラウンの深みも戻っていきます。
塗るまでは明るい茶色だったのが塗ったあとは深みのあるダークブラウンになりました。
ED−PROのような大型のエンデューロ、モトクロスブーツにも同じく使用することができます。
こちらも塗るとテカリと深みが増し、履き心地も少し柔らかくなっていきます。
これを繰り返すことで自分の足にピッタリ馴染む自分だけのブーツが出来上がるんです。
ウォータープルーフポリッシュはGストーンのような短いブーツは3分、ED−PROのような長いブーツは5分程度で2足の全体的に塗り込むことができるのでお出かけ前にササッと塗ったりもOK。
僕はフーガを履き始めて育てている最中、使う日の前の晩にポリッシュを塗り込み、一晩レザーに吸い込ませてから翌日の朝様子を見て足りなそうな所にもう一度軽く塗り込んだりしてました。
フーガは当初かなり固く足首が動かせないほどでしたが、これを4〜5回繰り返すとレザーが柔らかくなって履きやすくなりました。
関連記事:【渋み】バイク用ブーツ「ガエルネ フーガ」を半年履きまくってみたら早くも味と渋みが出まくっている話
一流のレザーを使っているガエルネのブーツだからこそ、毎回ササッと塗るだけでより良いブーツへと育てていけるブーツメンテアイテムですよ!