PMJに新しく「デウス(DEUX)」というモデルが仲間入りしました。今回はニューモデルのデウスの感想と特徴を紹介!同時期に発売された「ニューライダー」との違いについても解説していきます!
足細長効果があるデニム?!
新しく登場したデウス。PMJのデニムは履くとスリムに見えるものが多いですが、デウスはまさにそのテイストでスラッとした細いフォルムになります。腰から下にかけてテーパーになっているので見た目ほど窮屈感がない履き心地も特徴の一つ。割と細身のパンツですが、生地自体にかなりストレッチが効いているので動かしやすさ、曲げやすさは抜群!「細いデニム履きたいけど圧迫感が嫌い!」という考えだった僕もデウスでは圧迫感を感じませんでした。
T-TEX Proの生地
デウスはデニム糸に「トワロン」を一緒に織り交ぜた特別な生地で作られています。この生地を「T-TEX Pro」と呼びます。今までのモデルは、デニム生地とトワロン生地の二つの層に分かれていたのに対し、今回はこの二つを合体したようなイメージ。PMJはデニムのビジュアルを変えず、摩擦に強い生地を作ってきたわけです。ということは性能が落ちたのでは?と思いきや、CE規格耐久テストでは最高ランクのAAA認定をしっかり受けています。
生地の内側を見てみますと、少し黄色がかっているのがわかると思います。これは生地自体に「トワロン」が織り交ぜているため、生地の裏側が黄色くなっています(トワロンは黄色い糸です)。
ブーツイン・アウトどちらも可能
デウスをガエルネ「Gストーン」のブーツと合わせてみました。テーパーになっているおかげもあってブーツインがしやすい作りとなっています。
ブーツアウトもできますが、少しだけブーツの上でデニムが張ってる感はあります。細身のデニムでブーツアウトってちょっと違和感あるかもと思いましたが、こうしてみるとこれはこれでカッコイイかも!
「ニューライダー」とは何が違う?
デウスと同時に発売された「ニューライダー」ですが、どちらもT-TEX生地を採用し、似てるように見えるかもしれません。しかしデウスはニューライダーよりも1万円近く高額…。その理由は生地にありました。デウスは先ほど書いた「T-TEX Pro」生地を採用しています。一方、「ニューライダー」は「T-TEX」。Proではないので耐久性に差があり、摩擦耐久テストでは「ニューライダー」は貫通するまで2.1秒、「デウス」は貫通するまで4.2秒。倍の耐久性を持っているんです。
これは「デウス」と「ニューライダー」を裏返して並べた写真。左がデウス、右がニューライダーとなっています。写真で見るとわかりやすいですが、デウスはより黄色くみえていると思います。これは織り交ぜているトワロンの量が単純にデウスの方が多いということです。
バイク用なのに、どこでも履ける
デウスはウォッシュ加工も派手すぎず、青の風合いもちょうどいい。実際様々なシチュエーションで履いてみましたが、個人的に思ったのは主張しすぎないからこその履きやすさがありました。ある意味バイクらしさが全く無いので、街ではもちろん、どんなシチュエーションでも合わせやすいデザインなんです。PMJデニム全体的にバイク感が薄いモデルが多いですが、個人的には一番コーデが効くデニムだと思いました。
まとめ
デニムにハイテクもクソもない、と思ってましたがデウスはまさにハイテクなデニムなのかもしれません。メカ的な意味ではなく、普通のデニムよりもカッコつけられてバイクで万が一コケてもしっかり守ってくれる。これを1本のデニムで両立させるのは中々至難の業だと思ってましたが、PMJはついにそのレベルまで到達してました!笑
心強いライディングの相棒だけでなく様々なシチュエーションでも履ける「デウス」、是非注目してみてください!